伊国

dimensione di felicita'

MI BASTA AVERE DELLE COSE PICCOLE ANCHE SE OGNI TANTO NON MI BASTANO わたしのしあわせはちいさい

VIZIO-悪癖

ANNOVERARE ASSOMIGLIA AD ASPETTARE かぞえるはまつににてる

NONEVERO

QUANDO MI LASCIA LIBERA LA MEMORIA QUESTA CITTA' MI LASCIERA' CAMMINARE VEDRO' NEGOZI SEMAFORI FINESTRI TROVERO' NUVOLE LUCE STAGIONE ORMAI FAMILIARI MA COME SCONOSCIUTI POTRO' SOLLEVARE LE CIGLIA A SCANDIRE GRAFFITI SENZA RICORDARMI DEL V…

たまごをたべる祭り

ゆでたまごをふたつ。白いお皿にのせられて「どうやって食べるんですか」と聞いてしまう。「横にふたつ、縦にふたつに切って」と大まじめに答えられて、まぬけな質問をしたのだと気づく。「日本にゆでたまごはないの?」とまじめに聞かれて、「ありますあり…

Una macchina da cancellare la memoria

NONNO IN MONTE A LEVARE FAGIANI NONNA A FIUME A LAVARE FAGIOLI NON TORNA NONNO, NONNA PURE ABBIAMO SOLO STRUMENTI IMPERFETTI LEI HA CHIESTO UN QUADRO LUI HA DATO UN ROMBO CIRCOLO DI PERCHE' GIRA IL GLOBO ABBIAMO SOLO STRUMENTI IMPERFETTI A…

ちいさなこころ

なんでもないわとわらえることがおおいほど、ゆらゆらとしあわせにいきていけるんだろう。 ちいさなこころは、おおきなものをしめだしてしまう。さいごにぱちん。 ちいさなこころは、おおきなフリはできない。ぱんぱんにふくれていつか。 ぱちん。 だいじだ…

manivuote

non é ancora in vendita, non é ancora pronta, non é ancora venuta. é già esaurita, é già marcita, é già passata. non era la mia, non é la mia, non sarà la mia.fiocchi candidi di meandro da su, pozza stagnata disparsa va giù, mano protesa s…

扉の中のクリスマス

クリスマスイブの夕食が終わると、パパは小さなプレゼントをくれる。おととしはテーブルに飾ったミニチュアのツリーを、去年はきらきらした石榴のオーナメント。「幸運を運ぶんだよ、だからこれは君に」。そう言ってパパはクマのような手を差し出す。息子の…

年末で区切ってみる

どうにもできないものは、どうにもならないままに。 どうにかできることなど、実は、砂粒ほどしかなく。 実は、わたしの内側に限られ。 けっこうしあわせだ。 ありがたや。ありがたや。

行く人来る人

年末年始の休暇を前に伊在の邦友人たちはニポンへと発ち、いいなぁわたしも帰りたいなぁなどと少しさみしくなっていたら日在の伊友人たちがドサリと帰ってきた。ニポンで自国語に飢えた生活を送ってきた彼らは元気である。ただでもおしゃべりなところに、飢…

デヴィット・リンチの展覧会

師走の波に完全に飲み込まれ、ここに何かを書く気力がおきず。読まなければいけない資料が山ほどあり、会わなければいけない人がたくさんいて、飲まなければいけない酒をせっせと消費しつつ、しかも滞在許可証関連の戦いがあり、もうどうでもいいから早く年…

自由業の忙中閑

自由業という言葉を聞くとき「いったい何が自由なものだらう」とおもう。たしかに働く時間は決まっていないが、逆を返せば忙しいときは働く時間以外の時間はない。どんな仕事を受けてどんな仕事を受けないか、揺らがぬ大御所で仕事あたりの単価が高ければ、…

キツネもタヌキも入り放題

片道5時間の旅をしてスイスのバーゼル近くのデルモンテという町に友人Aとライブを聴きに逝ったのだが、大雨のなかナビゲーション能力の欠如をいつものようになじられつつ暗黒の山道を抜けて辿り着いたライブハウスは、いまぢゃ高円寺にもないようなしょっぱ…

のドラッグ

このところ新聞に麻薬ネタが載らない日はない。各所の調査によれば消費者は急増、売買絡みの犯罪も増えていると聞くが、なにより取り締まる側の目が厳しくなったからだろう。今日4日のレプッブリカ紙は、ミラノの最近のトレンドである「ヘロイン市場」を取…

つよくやさしくおもしろく

年明けにすぐ誕生日を迎える私は、師走を迎えるといつも「ああこれでまたひとつ歳をとるのだな」とおもう。1ヶ月余りのフライングなのだが、師走は文字通り実際も走り去る。だからかもしれない。 不惑が近くなっても惑ってばかりだが、それでもある程度の歳…

ウィスキーの脅威

若かりし頃に新宿三丁目で浴びるほど飲んで生涯忘れられない失敗をしてから意識的に遠ざけていたのだが、久しぶりにストレートで飲んでみたらばこれが滅法うまく。まるで、さんざんモメて別れた元彼氏と何年も経た後に再会し、「あら意外といい男だつたぢゃ…

なぜここまでして伊国に

滞在しなければならないのか、滞在許可証の取得のために「中央警察-近所の分署-中央警察」という旅をしたわたしは、つまり4時間ほどかけてミラノ市を1周半したわたしは思うわけであるが。怒りを通りこして涙が出るわけですが、こうなったらもうひとりで頑…

河合真水氏の個展より戻り

気をとりなおして日帰りでローマへ逝ってきた。河合真水氏の個展「Promemoria Tessuto」を観るためだ。彼女が何をつくったのか最後までわからなかったし聞かなかったので、まっさらな状態で会場に赴いたわたしだが、それでもなお「うわ、こうくるとは思わな…

そして倭人は吠える-ミシュラン東京版

今日22日のレプッブリカ紙(伊国の二大日刊紙のひとつ)が、ミシュランの東京版の発売ネタに、なんとほぼ1面を割いている。タイヤより地図よりグルメガイドが有名になってしまった感がなくもないミシュランだが、ヨーロッパからアメリカへと市場を拡げた彼…

Ebolaさんは

いま、世界と仲良くするために檻の中でくらしています。 なぜ檻の中に閉じ込められているのか、彼はきっと納得がいかないことでしょう。 vive nella gabbia per amore solo per amore un giorno riuscirai ad uscire pero' se avrai percepito l'amore come …

またひとり死亡

シチリア島でティフォジが警官を殺害して国内外であれだけ問題になったのに、またサッカーのためにひとり亡くなってしまった。11月11日午前、トスカーナはアレッツォ近くのAutogrill(高速道路のサービスエリア)でラツィオとユベントスのティフォジ(サポー…

本日の嘆息

「大きな子供だ」と思おう。

死ぬまでにもう一度

ある一定の期間に渡って同じ空間に棲息し、「いつでもまた会える」などとすら思わずに同じ空気を吸っていた人の多くは、一度その空間を離れてしまえば実はもう二度と会えないことのほうが多い。学生時代の友達などその最たるものだが、仕事の同僚しかり、わ…

和食の繊細さ

伊人宅の食事に呼ばれ、その家人が料理する様を横で見ていていつも思うことがある。こちらでは「余った野菜をラップにくるんで冷蔵庫へ」というシーンを見ない。見たことがない。たとえばサラダひとつ作るにも、野菜たちの配分の素敵なバランスというのがあ…

ふんとにこのクニゃどなってんぢゃ

伊在の方々はもーこの話題は五感に入れたくないでしょうが、わたくしasparagoは今日もまた警察署から手ぶらで帰ってきました。5月に更新申請したわたしの滞在許可証は「いつになったらできるのか」。 いっちょまえに警察出頭日を指定してくるから、こちらは…

フルコース完走

伊国北部で今日の夕焼けを見た人とは、互いに名前など知らなくてもお友達になれるかもしれない。とりわけ日が沈んでからの空の燃えっぷりは尋常ではなく、焼ける雲の連なりは3次元の広がりをみせ、炎の赤しか存在していない新たな世界が「そこ」に開けてい…

夜2時以降に飲めなくなり...の波紋

去る10月6日から、伊国では「深夜2時以降に飲み屋やディスコ(伊国ではクラブとはいわないのである)でお酒を出してはいけません」という法律が施行されている。その当夜、ミラノから30kmほど離れた郊外のディスコに1時48分ごろ到着したわたしと友人Aは、…

がまた嫌いになり。

友人Hがミラノを去ってから2年が過ぎようとしている。我が家のメンテナンスをすべて引き受けてくれていた偉-寛大な彼が去ってからはじめて天井の電気のたまが切れた。脚立によじのぼり、棒状のガラスの電球を差し込もうとがんばったら、ツルリと手が滑って…

トルコのでかさ

欧州一帯には、伊国ではROM、ニポンではジプシーと呼ばれる人たちが住んでいます。歴史の流れの中で割をくってしまった人たちで、多くの人は定住地を持たず(持つことができず)、滞在許可も持たず(持つことができず)、伊国の場合は、郊外の空き地に停めた…

運動しませふ宣言

酒飲みで喫煙者で遅寝遅起きの出不精。「ナチュラルに暮らす」と限りなく不健康になってしまう私が、9年ぶりにスポーツをしました。15年ぶりにテニスをしたのです。 代返とノートのコピーで単位をとった大学時代、授業の始まる8時40分にはすでに校内のコー…