2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

子供の本の見本市-ボローニャ

くたびれた身体に鞭を打ち、ボローニャまで往復してきた。年に一度、わたしにとっては恒例となったこの見本市だが、今年は見るべきものが本当に少なく、ニポンへ持っていきたいと思った本はたったの2冊。冬の時代が続く伊国出版業界とはいえ、こんなに寂し…

つっこみ

今気づいたんだが、前日に紹介した本のカバー。 ontologia del disegno。 なんでまた伊語なんだ? かなり意味不明。

L'ultimo inquisitore

8日間の仕事を終えて、どでかいジョッキを空け、ぐちゃぐちゃに疲れていたのだが、映画館で働く友人Fの「タダでいいから」という甘言につられ22時半よりひとり映画鑑賞。つまんなかったら絶対に寝てやろうと思っていたのだが、0時半までしっかり目をあけて…

祝出版:デザインのオントロギー 倫理学と美学の交響

日本女子大の人間社会学部教授、山田忠彰氏の編集による。一昨年末にミラノを捨ててニポンへ永久帰国した"裏切り者"w、しかしその裏切りの甲斐あってその後ニポンで着々とキャリアを積み上げている「コック」こと「友人H」ことインダストリアル・デザイナー…

ミラノ・サローネ

明日から世界最大-級のインテリアとプロダクト・デザインの見本市なるものがはじまる。わたしはこの「最大級」の「級」をみるといつも「苦肉の策」ということばを思い出してフホホと嗤ってしまう。 さておき。明日から怒濤の6日間。ブログを書いている余力…

人は見た目が9割

土曜の伊国の地下鉄にipodなしで乗ってはいけない。繰り広げられている会話のあまりのくだらなさに生きてることがヤになるからね。 そんな土曜にお借りした1冊。タイトルと中身があっていないと思うのはわたしだけか。漫画家という職業の偉大さはわかったが…

を思い出すとき

バスに乗り継いで郊外へ出た。ミラノは小さな街ゆえ、20分もバスに乗れば風景が変わる。町中ではないが田舎でもない。賑わってはいないが寂れてもいない。「郊外」というのは「都市の周辺」のこと、ひどくばっくりとした境界-帯なわけで、その風情を言葉にす…

ソリッド・ステイト・サヴァイバー

昨日、ミラノのあちこちの盛り(踊り場)でコンピュータ演奏をしている友人(伊-雄)に久々に会い、YMOで盛り上がってしまつた。なぜいまYMO。伊国の音楽事情はかくも遅れているのだが、勢い、懐かしさにAmazonでCD購入しちまった。という告白w。 ドーナツ盤…

四日間の奇蹟

本をいただいたのをいいことに引きこもり読みまくり。第一回「このミステリーがすごい」で大賞をとったこの作品。だけれども私的には40点。たしかに読ませるのだけど、扱っているテーマも、それを見せるための仕掛けも、手あかがついている感が否めない。「…

イタリア・都市の歩き方

いただきもので悪いが途中で投げ出す。1997年出版の本を今読むのがいけないのだろうが、こういう「全体的にばっくりと」伊国の表面をなぞったエッセイはもう腐るほど出ている。巻末の伊国映画リスト、伊国を舞台にした映画リストのみ使える。 イタリア・都市…

ヴェネツィア 私のシンデレラ物語

有名人が書いた自伝的エッセイには大概むかつく。「おおっぴらにではないけど結局は自慢話」というその謙虚さを装った見て見て根性、羽を半分閉じかけた孔雀のような雰囲気がハナにつくのである。だからこの本も、巨匠の薦めがなければ「絶対に」手に取らな…

不完全な道具

言葉がうまく使えないから伝わらないのだと思っていた。 言葉がうまく使えるようになって、 それでも伝わることなどないのだと久しぶりに思い出した。 言葉はいつでもいつまでも絶対的に不完全なのだと。

zzzzz....

仕事明けでつかれている。だが人にいろいろ会わねばならず。 もう寝る。絶対寝る。