2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

I RECINTI DI DON PIETRAVIVA

購入&読み始め。正月休みはこれでいこうとおもう。先日、パヴィアから朝帰りの際、濃霧のためにジェノバ方面すなわちミラノとは逆方向へ高速を50km以上も走ったのだが、おかげで友人Pの父が作家だと知った。で購入。個人的にはやや形容詞が多い気がするが、…

Gomorra

ニポンでは、マフィアといえばシチリア産だと思っているひとが多いかもしれないが、シチリアのそれは「コザ・ノストラ」、カラブリアのそれは「ンドランゲタ」、ナポリのそれは「カモッラ」と呼び名が違い、組織もやってることもまったく別物だ。この本は、…

哀の先取り

たとえば「楽しい時を写真に撮る」、たとえば「愉しいなにかを習慣化する」ことに慎重になる、それは、いずれいつか必ず訪れる「哀」をできるだけ避けようとする守りの姿勢にほかならないのかもしれず。歳を重ねるのは面倒くさいが、否が応でもこうしてまた…

クリスマスなるもの-2

予告の通り「クリスマスの宴その2」へ逝ってきた。友人とその母とその妹は一昨日と同じ、あとはメンバーが一新され、友人の母の親戚たちが顔を並べた今回は昼食だったのだが、みな一様にどっつりと疲れた顔をしている。こちらは25日を1日のんびり家から出…

クリスマスなるもの

カトリックの国だけあって伊国のクリスマスの祝いは3日がかりである。例年この時期はニポンにいたのだが今年は残留、して、伊国に来てはじめて伊人宅のクリスマスの宴におよばれした。招かれたのは嬉しかったが気が重かった。いくら気心しれた友人の誘いと…

重力ピエロ

本を仕入れて南よりかえってきた。むふ。外に出ないと決めた肝臓回復週間にはもってこいである。伊坂幸太郎は欲張りだ。軽めのミステリー好きも、泣ける小説好きも、ちょっとの教養好きも、おしゃれな会話好きも、みんな取り込むような小説を書く。んで、お…

オトナの関係の"子供たち"

いわゆる「めんどうくさくなく-気軽で-怒ったり泣いたりしなくていい」といった関係に『オトナの関係』という呼称を与える人がいまだ生息していたことに素直な驚きを覚えた。1980年代前半に死滅した 精神的-流行りモノ だと思っていたからだ。これは「趣味を…

だるま船

ごぶさたしておりますがみなさまいかがおすごしですか。めっきりブログから遠ざかっていたわたしだが、いいのだ。仕事とかその他の「ねばならぬ」的シーンで、どうせ無理も無茶もしなければいけないのだから、それ以外のところで自分で自分に負荷かけて、あ…

もそっと

待ってて。 伊国公文書のあまりのまわりくどさに、赤いボールペンを1本へしおってしまつた。なんびとも近寄るべからず。

もしばらく

Asparagoはこの世に存在しないものと思ってくれい。 文字書きすぎ。はげる。吐く。