2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ウィスキーの脅威

若かりし頃に新宿三丁目で浴びるほど飲んで生涯忘れられない失敗をしてから意識的に遠ざけていたのだが、久しぶりにストレートで飲んでみたらばこれが滅法うまく。まるで、さんざんモメて別れた元彼氏と何年も経た後に再会し、「あら意外といい男だつたぢゃ…

なぜここまでして伊国に

滞在しなければならないのか、滞在許可証の取得のために「中央警察-近所の分署-中央警察」という旅をしたわたしは、つまり4時間ほどかけてミラノ市を1周半したわたしは思うわけであるが。怒りを通りこして涙が出るわけですが、こうなったらもうひとりで頑…

河合真水氏の個展より戻り

気をとりなおして日帰りでローマへ逝ってきた。河合真水氏の個展「Promemoria Tessuto」を観るためだ。彼女が何をつくったのか最後までわからなかったし聞かなかったので、まっさらな状態で会場に赴いたわたしだが、それでもなお「うわ、こうくるとは思わな…

そして倭人は吠える-ミシュラン東京版

今日22日のレプッブリカ紙(伊国の二大日刊紙のひとつ)が、ミシュランの東京版の発売ネタに、なんとほぼ1面を割いている。タイヤより地図よりグルメガイドが有名になってしまった感がなくもないミシュランだが、ヨーロッパからアメリカへと市場を拡げた彼…

Ebolaさんは

いま、世界と仲良くするために檻の中でくらしています。 なぜ檻の中に閉じ込められているのか、彼はきっと納得がいかないことでしょう。 vive nella gabbia per amore solo per amore un giorno riuscirai ad uscire pero' se avrai percepito l'amore come …

走ることについて語るときに僕の語ること

見事になにもする気がおきないわけですが。そんなわけで友人Tが仕事先で入手してきたという村上春樹を読む。前にも書きましたが、私の読書リストの範疇外にある方なのですが、言葉の選びかたとか、やっぱりすごいですよね。さりげなく、くすりと嗤ってしまつ…

Giorni e Nuvole

久しぶりに映画館に行って観た救いのないお話。「ベニスで恋して」のシルヴィオ・ソルディーニ監督。何不自由なく暮らしていた夫婦+娘が、会社経営をしていた父親の失業でどこまでもおちていく。7.5ユーロ払う代物ぢゃない。が。 彼と共に会社を経営してい…

Dogs in Space

1986年製作のオーストラリア映画。当時の荒れ果てに果てた若者どもの日常をとにかく綴っただけのドラッグ映画で、ラストではひっくり返すチャブ台を探したが、翌日にはビデオを貸してくれた友人Aに「なんぢゃありゃ」と詰め寄ったが、しかもこれを伊語で観て…

またひとり死亡

シチリア島でティフォジが警官を殺害して国内外であれだけ問題になったのに、またサッカーのためにひとり亡くなってしまった。11月11日午前、トスカーナはアレッツォ近くのAutogrill(高速道路のサービスエリア)でラツィオとユベントスのティフォジ(サポー…

本日の嘆息

「大きな子供だ」と思おう。

死ぬまでにもう一度

ある一定の期間に渡って同じ空間に棲息し、「いつでもまた会える」などとすら思わずに同じ空気を吸っていた人の多くは、一度その空間を離れてしまえば実はもう二度と会えないことのほうが多い。学生時代の友達などその最たるものだが、仕事の同僚しかり、わ…

和食の繊細さ

伊人宅の食事に呼ばれ、その家人が料理する様を横で見ていていつも思うことがある。こちらでは「余った野菜をラップにくるんで冷蔵庫へ」というシーンを見ない。見たことがない。たとえばサラダひとつ作るにも、野菜たちの配分の素敵なバランスというのがあ…

ふんとにこのクニゃどなってんぢゃ

伊在の方々はもーこの話題は五感に入れたくないでしょうが、わたくしasparagoは今日もまた警察署から手ぶらで帰ってきました。5月に更新申請したわたしの滞在許可証は「いつになったらできるのか」。 いっちょまえに警察出頭日を指定してくるから、こちらは…

終わりで始まりの4日間

映画通-狂(まだ言葉が足りないが)の友人Tから薦められ、にも関わらず数ヶ月も放っておき、そんな自分の怠惰を大後悔した。ニポンではあまり受けなかったようだが(もしかして邦題が最悪なせい!?)これは観るべし。今日。今夜。友人Tに遅ればせながら深く謝…