伊国

首相の醜態-vol.2

さて。先日「ベルルスコーニが若い愛人をつくって妻に三行半をつきつけられた」と書いたが、いまだ話題は尽きず。日本のメディアでもちらりと紹介されたようだが、首相批判が続いているのは「不倫」という理由からではない。「そんなこと」は今に始まったこ…

首相の醜態- e' dotto come uno scaffale

選挙を前にしながら、少し前から首相のスキャンダルで騒然としている伊国。若い愛人をつくって妻に三行半を突きつけられたという話はともかくとして。イギリスの弁護士デイビッド・ミルスに、収賄の疑いで「4年6ヶ月の禁固」という判決が下された。これを…

LIQUIDROOM

短い滞在の間に無理やり恵比寿リキッドルームなんぞに行ってきたわけですが。周囲に見えた伊人らを誘ったのだが誰もが聞こえないふりをし、仕方がないから一人旅。でも、つきあいでライブに一緒に来てもらうと、サッカー嫌いと一緒にサンシーロの観戦席に座…

蚊の記憶力

蚊には記憶するという能力があるか否か。深夜に腹立たしく考える。今この部屋の中に、必ず1匹の蚊がいる。寝入りばなに頭上に「ぶうん」と来られて、こうなると私はもう眠れないので、すべての電気をつけ、うちわですべてのものを扇ぎつつ捜索を行なったの…

ニースの海も海

らろも日本海の荒波が恋しく

PESCI ROSSI AFFOGATI

DOVEVANO SCOSTARSI NON LO CAPISCO MA LO SO

ぶきみもむずかしい-brava oscenita'

美しさや可愛らしさを競う雑貨が並ぶ一角で、明るさのかけらもないこのトリは、 半額以下でも買い手がないようで、足下の棚に行列をつくりながら 余って いた。 このぶきみさを意図して出すのはおそらく容易いことではない。 撮っても撮っても再現できず、来…

Fighettoについての考察

などというエラそうなタイトルをつけているが、要は文句が言いたいだけなのだ。asparagoは昨日「Fighettoたちが集まる場に間違って足を踏み入れて気絶しかけた」。さあ、Fighettoとはどういう人たちか。 言語解説。Fighetto は変意名詞で原型は Figo。しかし…

...イヌ用だ。

料理をする気がおきなかったので冷蔵庫の余りものを全部つっこんでおじやをつくる。ちびた野菜、食べ残したトリの足をごちゃごちゃと煮る。飾り気のない白い皿に盛って食卓に置こうとして...思った。 「これは。イヌだ」 食卓より床に置くほうがしっくりくる…

伊首相はラッパー:必見

ネタ元は友人Diego。伊語がわからずともベルルスコーニの悪徳ぶりを知らずとも嗤ってくれることを祈り。

このブドウは誰が摘んだか--地主-農奴制が残る国

Moscova駅近くで15分ほど時間があいたので、UTOPIAに入ってふと目についた本を買ってしまった。こわい本だった。 Uomini e caporali Alessandro Leogrande著/Mondadori-2008年版/16.50euro 本のタイトルは「兵卒と下士官の群れ」という訳にでもなるだろうか…

コピーライターが元気だったころ

39度を越える熱を出した昨夜、悪夢に転げ回った。「終わりのない複雑な伊語の文章を、鏡に映して読まなければならない」という試練を課せられる夢だった。大量の横文字が頭の中を流れていき、やめればいいのにそれを読み続け、夢の中なのにこれは気が狂うと…

DOMANDA INSENSATA

LA CARNE CONTINUA A COSTRUIRE UN CONFINE CONSUNTO MA ASSOLUTO TRAPASSANDO IL FISCHIETTO CHE PREGA LA CHIUSURA DELLA LUNGA BATTAGLIA IL SANGUE CONTINUA A CADERE OGNI MESE COME LE PROVE RIDACCHIANTE TRASCURANDO LA VUOTA CHE SI PERDE NELLA SU…

黒ヤギさんと白ヤギさんは

黒ヤギさんからお手紙ついた 白ヤギさんたら読まずに食べた しぃかたっがないのでお手紙かいた さっきの手紙のご用事なあに 白ヤギさんからお手紙ついた 黒ヤギさんたら読まずに食べた しぃかたっがないのでお手紙かいた さっきの手紙のご用事なあに 黒ヤギ…

「これはテストです」

予告せず行なわれる小学校の避難訓練のように、たぶん時に知らず「わたしたちは」テストされている。 全地球人よ。肝に銘じるべし...え?いまさら?...。

雪が降ったので外に出たくなって

と近所に住む友人がやってきた。正しくは「雪が降ったので切なくなって」ということだったようだが、とまれ落ち込んでいる友人のために隠しておいたワインを抜き、飲むだけ飲み、聞くだけ聞き、話すだけ話した。 雪が降り止まないので、私も「外に出たくなっ…

実況中継

6:21 -こんなことになっております。 そしてまだまだいくらしい。

正月だからって

実弾で祝砲を打つのはヤメレ。ナポリの者ども。 パソコンとプリンタと電話がいっぺんに壊れ、こちとらそれどころぢゃないのだ。 てなわけで。みなさんしあわせに。

"言葉"について

ブログを触らずに1ヶ月が過ぎていた。忙しく慌ただしかった。大きな「初めて」がみっつあった。 意図してブログに触らなかったわけではないが、その間に、つらつらと「言葉」について考えた。私たちは日本語を使って話したり、聞いたり、伝えたり、伝えよう…

ただいま発散しております

久しぶりに、正確に言うと15年ぶりに「スゴイなぁ」と感嘆しつつ嗤ってしまうような手紙(メール)をもらった。どうスゴイのか。 書いてあることが間違いだらけだというわけではない。私はこれを30回ぐらい読み、むしろ「なるほど」と思う部分もあることがわ…

LIBELLULE BLUE

davanti al carosello indomito che continua a girare, mentre tre coppie si baciano con tutta la forza, accanto ai bimbi vecchi che ballano sulla panchina, quando il senzatetto cerca il domani colla ex-coppa, dietro la madre che lancia due m…

QUATTROCCHI DUEVITE

VAI AL CASTELLO CHE VOLEVI VEDERE VADO AL FIUME CHE VOLEVO VEDERE CI RIVEDIAMO POI AL TRAMONTO SOTTO LA TORRE PIU' ALTA A PRAGA IL NOSTRO VIAGGIO LA NOSTRA VACANZA MA VA BENE COSI MI RACCONTI IL BELLO CHE AVRAI SCOPERTO TI RACCONTO IL BELL…

死都ゴモラ-ボスに終身刑

昨日6月19日、ナポリの破棄院(最高裁)で16人のカモリスタ(ナポリの犯罪組織カモッラの構成員)に終身刑の判決が下された。全員が、ナポリ郊外のCasertaを拠点にするカモッラの一派 「Clan dei Casalesi」の構成員で、ロベルト・サヴィアーノが書いた『死…

マフィアのお仕事-厚紙でシェッド!?

18日付のレプッブリカ紙に、カラブリア州で建設中の国道106号線の工事が、杜撰を通りこして「むちゃくちゃ」であるとの記事が出ている。昨年12月、Palazzi Marina市で、当国道の上にかかっていたアーチ型のシェッドが崩れ落ちたことをきっかけに捜査が始まっ…

己の利のため裁判法修正?

どこまで逝くんだおかしな伊国。首相ベルルスコーニが裁判法の修正を目論んでいる。なによりもまず当国の首相になったひとは、過去の裁判の際に証人を買収したとの容疑で、英国の弁護士Millsとともに現在も被告席に座り続けているひとだ。そんな彼が、世間曰…

軍が街のパトロールに

仕事があけて4日ぶりに現実に戻ってみたらば、この国はさらにおかしなことになっていた。今度は「主要都市のパトロールに軍を起用する」という話だ。国防省長官のLa Russaが音頭をとって提案し、与党第一党のForza Italia+ANがこれに賛同、第二党のLEGA NO…

移民法と治安法改正の行方

久しぶりに戻って来たらば、伊国はますますおかしなことになっていた。北部同盟の内務大臣ロベルト・マローニが吠えている。スペインをはじめユーロからもアムネスティからも叩かれた移民法と治安法の一部改正(改悪?)が取りざたされているが、法案が通れば…

ROMANTICISMOLESTO

LO STENDARDO CODARDO CONTRO LA PACE E DOTE DI SCORDARE SI ACQUIETA TORMENTANDO LA STESSA CROSTA COL BECCO SEMPRE PIU' AFFILATO SI ADDORMENTA RADUNANDO GLI STESSI FRANTUMI COL BACCO SEMPRE PIU' AFFANNOSO VUOLE REGALARE UNA ROSA A LEI O UN N…

ベース購入

衝動買い。5分で決定。店のおやじもびっくり。たのしい。

第二の嘘つき曰く

14日の総選挙から昨日まで仕事をしていて溜まってしまった新聞を一気に読みつつ、吐き気と嫌悪感をため息で押し出している。今回の総選挙は上下院とも連立右派の圧勝、ベルルスコーニが首相に返り咲いてしまった。私の伊友人は「ひとり残らず-例外なく-アン…