エスノメソドロジー:そのに

明日だれかを何かに誘おうとするとき、
この本の中でも例として出されているように、ニポンでは多くの場合「明日ヒマ?」と聞く。「明日忙しい?」と聞くことはより少ない。答えは「ヒマ」か「忙しい」かの2択になる。


伊国では「明日なにしてる?」と聞くことが多い。実際に多くの人がする-ゆえに期待されている答えは、翌日の予定の説明になる。つまりニポンの場合よりも多くの情報を語らせる問いになっている。


「明日ヒマ?」と「明日なにしてる?」。ここまでは文化や習慣の違い。でもこれらの問いが、本の中にも書かれているように、次に来るだろう「誘い」へのプロローグだと「人々が自然に受け止める-受け止められる」ことは両国とも変わらない。そして「誘い」というアクションのリアクションには「受諾」が優先されること、つまり「断る」にはなんらかの言い訳や謝罪が必要とされることも両国ともに変わりがない。


なお「エスノメソドロジー」という検索語で「間違って」ここへ飛んできてしまった方w、まぢめにエスノメソドロジーについて知りたい-論じたいetcの方はこちらのブログへ。
http://d.hatena.ne.jp/contractio/


続く(笑。