雪降って刹那

3日夜8時ごろから降り出した雪は、どんどん調子にのりまして、それはそれはうれしそうにドカドカと大盤振る舞いで、夜中3時ごろには道路の幅がどっからどこまでか、まったくわからなくなりました。仕方ないので轍に沿って行くわけですが、誰かが一度、ウッカリはみ出して公園などを横切ったら、その後続もぞろぞろと公園を横切る...という場面を想像して思わずうふふ。


こちらでは、それだけ降ってもチェーンを巻くとか雪道用のタイヤをはくといった発想はないようで、みんな普通のタイヤでのろのろと走る。伊国での雪道運転の鉄則は、まず「ベンツ、ポルシェ、BMWの近くには寄らない」だそうで、なぜならこの手の車の多くは後輪駆動で、運転手がそれを知らないことが多く、よくブレーキ踏んだとき「くるくるまわっているのを見かける」そうです。ベンツに当たられたら飛ぶのはこちら。みなさんどうぞお気をつけて。


そんな雪のせいで飛行場は大混乱で、わたしも今日は仕事をしているはずがお客様が「届かなかった」ので予定外のオフとなり、日がな1日、小沢健二の「刹那」をエンドレスで聴いていた。小沢くんの詩は何度聞いてもその才が妬ましくなり、今の気分にあわせてここに1曲まるまる書き出したいのだけれども「ぷー著作権侵害デス」というメイルが東芝EMIから来ると面倒くさいのでやめます。小沢くんはN.Y.にいるそうですが一体どんな人生しているのでしょう。ちなみに彼は高校の同窓生だったのでした。死ぬ前にもう一度逢ってみたい。と、わたしは10年ぐらい前からずっと繰り返しているのだが恵まれず。


刹那
CD/2003年/東芝EMI/2940円/ASIN:B0000AOD5N