私はもう待たない宣言

決心しました宣言します。わたしはもう待たないっ!
きみらの辞書には「約束」という文字がないのか伊国人。


「明日の夕方電話するから!」...きません。「お昼ごろ携帯にメイル入れるよ」...きません。「じゃあ今晩○○あたりで。詳しいことはあとでまた連絡するネ」...きません。「9時に○○で1杯飲もうヨ」...時によってはこれもきません。老若男女職業善悪に関わらず、この国は "すっぽかし" で溢れている*1


怒っても無駄です。「いっそ会って話せばいいじゃんか電話代がもったいない」ぐらいの大量の言い訳を並べられるのがオチです。しかも大抵は、すっぽかしの後の言い訳にあるのは "勢い" だけで、"辻褄"とか "悪気" とか "脈絡" とか "たとえ嘘でも本当らしくみせる努力" とか、通常言い訳に必要だろうと思われることはすべて抜け落ちている。おまけに、こういう輩は大方調子がよいから「埋め合わせに明日の晩おごるからさあ」などと言ってくるのだが。そんな輩に言い訳ついでにご機嫌とられているのが惨めったらしく悔しく、そもそも勘弁してくれ、このうえさらにまた明日まで待たされたらかなわん(>あの...オトモダチの選び方まちがってますか....ねぇ...)。


ともあれワタクシはもう待ちません。信じませんアナタ方とのお約束は。とはいえ。たとえ待たない信じないとイキがってみたところで、ワレワレ生真面目なニッポン人は「明日、飲もうよ」と言われれば、すっかりうっかり忘れてしまわない限りは、それが頭のどこかに必ずひっかかっていて、一夜明けてその当日が来たらば、今宵は飲みにいくのだ、ということを「つい」前提にして1日をオーガナイズしちゃったりする。しませんか? そしていよいよ夜が近づいたらば、電話こないなあ、などと「つい」思ってしまったりする。しませんか? そう、待たない のは意外と難しい。でもきっと待たないで済んだら、生きていくのはさらに少し幸せになりそうだ。ここでも、そこでも、どこでも。


などとまとめている場合ぢゃないのだ。お願いだからさ、とりあえずさ、電話するっていったらしよーよ。もうちょっとちゃんと生きましょうよ。みんなオトナなんだから。


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*1:もちろんちゃんとしている人もいます。念のため