サッカースキャンダルの結末は

W杯の決勝進出が決まってうかれている伊国だが、日曜の決勝戦の後、来週の月曜か火曜には一連の大八百長疑惑に対するスポーツ裁判の結果が出る。起訴されたチームはユベントスミランフィオレンティーナラツィオフィオレンティーナは経営不審で下位リーグ落ちもあったが、いずれも名門だ。現時点でスポーツ裁判所が出した処分は、ユベントスに対しては過去2回の優勝タイトルの返上と来期のセリエC降格、残る3チームにはセリエB降格。しかしこれはまだ決定ではない。今日まで3日間に渡って各チームの弁護団の口頭弁論が行われ、それを含んで来週頭に最終判決が下るというわけだ。


6日の新聞に、前日行われたユベントスの口頭弁論の模様が書かれていた。記事によれば、ユベントス弁護士は弁論中に『大失敗』をしたのだそうだ。検事に「あなたはユベントスに対してどんな処分が妥当だと思うか」と質問された弁護士は(聞く検事も検事だが)、「セリエCではなくせめてセリエBへ」と応えたという。つまり罪をゲロってしまったも同然である。このひとことはユベントスへの「降格判決」をおそらく決定的なものにすると新聞は締めくくっていた。ユベントスはチーム歴史上いちどもセリエAから落ちたことのない伊国で唯一のチームだ。この弁護士が狂信的サポーターに殺られないことを祈る。


あ。そして気づけば日付が変わっていた。しちせきでござるな。ミラノは雨...