ものをかく

1月6日付けの はてな からの告知によると、はてなダイアリーのユーザー数が10万人を越えたそーです。おめでとーございます。そのすべての人がブログを書いているかどうかは定かぢやないですが、いずれにしろ「書きたきゃ10万人が書ける」という環境は、すてきなことだとおもいますがいかがでしょう。そしてまた同時に「10万(仮定)の選択肢があるけれども、読む読まないはもちろんワタシ/アナタの勝手--しかも金額的負担はネット代のみ」という環境もまた、すてきだとおもうのですがいかがでしょう。


さて。「紙に書かれたものを読む」「モニタで読む」のあいだには、違いがあるでしょうか。あるとしたら、どんな違いがあるでしょう。わたしは、ある、とおもいます。が、それはおそらく習慣とか物理的な見にくさ-見やすさ(これも'習慣'の内でしょうが)に寄るもので、たとえばわたしが「長くややこしいが理解したい文章」などをときにプリントアウトして読んだりするのは、おそらく「そのほうがなんとなく頭に入りやすい」という習慣があるか、もしくは「長い文章だと画面上にその全体を表示できないから見にくい」という物理的な問題があるか、いずれか、またはその両方の理由によるような気がします。


では。「紙媒体に書く」「ネット上に書く」のあいだには、違いがあるでしょうか。あるとしたら、どんな違いがあるでしょう。わたしは、ある、とおもいます。紙媒体と比べたとき、即座に思い浮かぶのは、たとえばネットでは「書き手/読み手の意向で書かれたものがキャンセル/訂正される」という事態がより簡単に起こりえます。また「書き手と読み手のダイレクトなやりとり」もより簡単でしょう。つまりは、書き手は、そういう前提をもって書く/くことができる/かなければならない。かもしれません。


次回へ続く