ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

観ちゃいました。だってほかにないんだもん。8月のミラノは映画館だって95%ぐらいお休み。
えと、なんか1年でキャストがフケてしまいましたね。というよりまづ、メイン・キャラ3人以外はこの映画、キャスティング間違ってると思う(というのは、先に本を読んじゃってる私の勝手な意見なのだが)。シリウス・ブラック役にゲイリー・オールドマンは、絶対に違うでしょ。彼はきれいな顔をしているのだから、バティストゥータ*1ばりの汚い役で出演させてはいけない。わざとらしくて鼻につきます。ケネス・ブラナーも違うでしょ。彼は満月の夜に狼男になってしまうとゆーホグワーツ*2の新任教師なわけだが、彼が狼男に変わっても、切なくも恐ろしくも意外でもない。「狼男」は切なく怖く、その変身に意外性をともなってこそ存在価値があるんぢゃないのか。しかも笑えもしない。映画『ウルフ』のジャック・ニコルソンをご覧。少なくとも笑えるぢゃないか。


ぢゃ誰ならいいのかというのは、映画演劇テレビドラマ好きが酒の肴に困った時に使う/使えるネタです。ほんと、これがあれば1時間ぐらいは場が保つ。


  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 / Harry Potter and the Prisoner of Azkaban /
  Harry Potter e il Prigioniero
  2004年 / アメリカ / アルフォンソ・キュアロン作品 / 配給:ワーナー・ブラザーズ


ところで、映画「姑獲鳥の夏」の堤真一も絶対違うでしょ。製作発表記者会見の写真は、まるで、まるで、まるで・・・誰にも似ていない比喩不能。ていうか着流し似合わないでしょ。やめたほうがいいってば。その他のキャストは、誰が誰役なのかまだよくわからぬが、永瀬正敏阿部寛宮迫博之という名前をみても顔みても、小説のキャラが誰ひとりとして思い浮かばない。何故だ!>そういえば岡田茂氏ってまだご存命でしょっか。
http://www.herald.co.jp/news/2004/08/12_4.shtml

*1:サッカー選手ですね

*2:ハリー・ポッターが通う学校ですね