Sostiene Pereira
邦題:『供述によるとペレイラは.......』
邦訳が出ているだろうと思ったらやはり出ていて、タイトル見て驚く。こうして日本語に訳してしまうと、まるでまったく別の本のようだ。まあ人間も、眼鏡とったり、ヒゲそったりするだけで「あなたどちらさま?」てなことになったりするから、そういうもんなのでしょうが・・・にしても、いいのか?この訳は。
アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは.......』須賀敦子訳、193頁、1890円、白水社、
1996年、ISBN:4560046158
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Antonio Tabucchi ''Sostiene Pereira''
216P, 7.00euro, Feltrinelli (italia), 2003年版
Amazonで読めるので内容には触れませんが、この本、とてもシンプルな伊国語で書かれているので伊国語学習にもよいです。して、言葉の使い方のリズムが、それはそれはウツクシイのでした。
ところで。常々思っているのだけれども、なぜAmazonは翻訳本の「原題」を載せてくれないのでしょ。とつても不便である。