英語で映画-vol.2

「1日1本」とはいかない慌ただしい日々を過ごしてしまったのだが、いい-濃い映画を観たこの1週間。すべては映画狂の友人Tのおかげ。謝々。

  • L'onda : The wave
  • Changeling
  • Diario di uno scandalo : Notes on a Scandal
  • Iron man
  • Ex Drummer


友人Tによれば「The wave」は米国の同名ドキュメンタリーが原作のドイツ映画。舞台はのほほんとした高校なのだが、ひとが-いかに-たやすく-全体主義に染まっていくかという過程が描かれていて非常にこわい(注:血が出る怖さではない)。あまり怖いので途中で観るのをやめようかと思ったが、これはほんと珠玉。観るべし。


「Changeling」も後味が非常に悪いけど素晴らしい。クリント・イーストウッドというのは「なんちゃって監督」なのかと思っていた自分の無知を恥じた。「Diario di uno scandalo」は、007のM役のジョディ・デンチとケイト・ブランシェットの共演。これもまた非常に後味が悪く切ないのだけれどもいい映画。監督はRichard Eyre。


そして。「あいあんまん」だ。無人ビデオ屋でしか借りたくない、ポルノを借りるよりも恥ずかしいぐらいのタイトルだが「おもしろい」。やられた。最後の「Ex Drummer」は、カルトな映画好きの友人が、無理矢理わたしのパソコンにコピーをしていったのだが、本当に汚いC級映画。それぞれ身体にハンディキャップを持つ3人組のバンドが、著名な作家を巻き込んでバンドのコンクールで優勝を目指すという、語っても意味がわからない映画なのだが、これが異様なインパクトがある。血に耐えられる人は観て。


てなわけで。