頭の中の仕切り

歳をとるにつれて、頭の中に仕切りをつくれるようになってきた。仕切りはいつつ。「考えたほうがいいこと」「いま考えるべきこと」「考えても仕方ないこと」「いま考えても仕方ないこと」そして「考えないほうがいいこと」。そのそれぞれの下に、ガス代を払いにいかねばとか、友達を怒らせたとか、何を食べようとか、仕事の金額交渉をどうしようとか、わからない単語があるとか、仕事で失敗して後悔するとかそういう雑多な「具体的な懸案-懸念事項」がつまっている。


よりスムーズに生きて逝くには、日常のなかで次々と否応なしに立ち上ってくる具体的な懸案-懸念事項を、どの仕切りの下に置くかを冷静に分類することだ。そしてこの仕切りを、外さない、ぶらさないことだ。とわたしおもう。ただ「考えたほうがいいこと」を考えるのは比較的簡単だ。難しいのは「考えても仕方のないこと」や「考えないほうがいいこと」を考えないことのほうである。いくらいい歳だからとはいえ、たまに仕切りはブレ、外れる。


というわけで、現在、頭中機能停止状態。