L'amico di famiglia

なにやらグロテスクなものを観た気がしてひじょーに気分が悪かった。血が出るわけでも、この世のものならぬモノが出るわけでも、サイキックなスリラーでもない。伊国のArgo Pontinoという田舎町を舞台に撮られている風景自体は、ものすごく「ふつー」かつ「静やか」なのだが、おそらくだからこそだ。ふつーをちらっと捲ると出てくるグロ。かつて1度だけ、ある映像をみて同じ気持ちになったことがあるが、それが何であったかはとてもここには書けないw。とても気分が悪かったのだけれども、だけれどもすんばらしい。わたしは映画館にもいちど逝っちゃう。蛇足的に付け加えれば、ファブリツィオ・ベンティボッリオの信者はなにがなんでも観ねばの(注:わたしは違います)。

パオロ・ソレンティーノ監督・脚本/イタリア/2006年
出演:Giancomo Rizzo, Fabrizio Bentivoglio, Laura Chiatti他