TRILOGIA DELLA CITTA' DI K.

100ページぐらい残してずっと放っておかれていた本を読み終わった。ニポン語で出ているから何も伊国語で読むこたなかったんだが。借りたから成り行きで。まあ。ニポンでも十数年前に話題になりました。アゴタ・クリストフハンガリー人。今読んでもすごくおもしろかったのだけどすごく後味が悪い。なんせ表紙に「Una Favola nera=ブラックだよん」というキャッチコピーが印刷されている。本自身にも後味の悪いもんだといふ自覚があるらしい。して、この本を貸してくれた友人は、いつもこういうのを選んで寄こす。どんな意図があるのか、それにもまた興味がある。


TRILOGIA DELLA CITTA' DI K.
Agota Kristof著/1986年フランス初版、1998年伊国初版/Einaudi版/9.80ユーロ


この本は、ニポンでは3冊に分けて出版されているぽい。話はぜんぶ続いてます。
「悪道日記」(文庫版)
早川書房/2001年/651円/ISBN:4151200029


「ふたりの証拠」(文庫版)
早川書房 /2001年/693円/ISBN:4151200126


「第三の嘘」(文庫版)
早川書房/2002年/693円/ISBN:4151200169


しかし文庫本も高くなりましたねぇ。