在原業平


世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし


伊国にいながら、日本語に唸る。何日か前のコメント欄に、この業平の歌の上の句を書いてくれた方がいましたが、久しぶりにわたしは「やられた」とおもい、その悔しさを未だに反芻している。たとえ引用とはいえ、わたしが4行かけて書いたことを、三十一文字で返されると、ニポン語オタクとしては、それはそれはもうくやしい。くっそー。


在原業平といえば「伊勢物語」、和歌の泰斗としてしられていますが、彼はまた色事の泰斗でもあったらしい。うふふ。さもありなん。上に引用した歌とて、桜は花に留まらず。解説書など読まずとも、そのぐらいは容易に想像できる(え...違うの?深読み?)。


月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身ひとつはもとの身にして


という句を引用したところで、次の「Alfie」へと続くw。意味がわからんひとは勝手に調べて。