Donnie Darko

不思議な映画でござったよ。2004年ベネチア映画祭の出品作。パラノイアの少年の話なのだが、おかげで何がほんとで何がほんとでないかがぐちゃぐちゃになり、見終わった後にトイレに入りつつ筋を整理して、ようやく辻褄が合った。


時間軸をいじる映画とか脳内旅行系の映画に多いですけど、筋がわかりにくい作品というのがあります。ただ、その中にも、あくまで私が観客の場合に限りますが、ばっくり分けると3パタンぐらいあるような気がします。


1. 複雑ながら最後まで見るときっちりとすべてが明快になるもの(アモーレス・ペロスとか)
2. 最後まで見終わっても「ン?」という部分が残り、理解には再考を要するもの(この映画とか)
3. どんなに考えても何度見てもわからんもの(マルホランド・ドライブ


そして、1.のような映画の監督は天才、2.は秀才、3.は狂人。これもあくまで私的な感想ですが。さておき。


ドニー・ダーコ / Donnie Darko Director's Cut
監督&脚本:リチャード・ケリー、2001年、アメリ
キャスト:ドリュー・バリモア 、ナンシー・ジュヴォネン 、ケイシー・ラ・スカラ他