Ti prendo〜#2

12月31日からの続き。この本のオチのあとに、さらにもうひとつオチが付け加えられていたら、わたしはこの本をとても好きになったと思う。「ある種の弱さ/どうしようもなさを抱える者」が「あるドラスティックな出来事」を通じて「その弱さを克服」し、「ある種の強度」を得る、


のだが『それは勘違い/幻想であった(戦いは再び続く....)』


という別のオチが。これを表そうと思ったら1行でも足りると思う。ということはおそらく作者は、そうは思ってない、ってことなんだろう。


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