leroleso-3

電子音楽というのはそもそも小さな手直しができるところが便利&素敵で、聴いては直し、直しては聴いて精度-純度をあげていけるものだと思うのだが、または1秒単位で音の長さを変えたり、あれこれと音源を変えてみたり戻してみたりして素敵度-快感度をあげていけるものだと思うのだが、それをなぜ生演奏を一斉にしているかのごとく「一発で録ってハイ終わり」なのか。ニポンで綿密に綿密に電子音楽をつくっている人たち、そして細かく細かくいじれるように工夫がされている電子音楽機器たちにあんまりにもシツレイぢゃないか。細部を見ないフリするのがうまく、飽きっぽい伊人らしいといえばそうなのだがよ。


鮭は自らの生まれた河を覚えている。ハエは自らの生まれた培地を識別する。しかし、この混沌を耳にした人は、それが音楽だと認識するのであろうか。世界は摩訶不思議な特殊能力に満ちている。役に立つか立たないかは別にしてw。


白状しよう。酔っぱらったasparagoの声まで入っている(もちろん一発録り)。前項に書いた「みっつのパタン」に当てはまらない後悔-大恥-絶叫経験である。わたしは二度と聴けない。嗚呼。
http://www.myspace.com/leroleso