よ何処へ...

中道右派を僅差で敗って中道左派が政権をとってから281日、1年を待たずしてプローディ首相の退陣が決まった。昨日、執行部の打ち出した外交政策が上院を通らず、直後に首相は辞意を表明。アフガンの真の平和を目指して、また伊国が他のEU諸国から孤立しないためにもアフガニスタンへの軍の駐在続行を主張していた政府だが、連立中道左派の身内の一部がこれに頑として首を縦にふらず、賛成票数は定足数に2だけ足りない158。身内で反対票を投じたふたりは共産党の議員だった。


というドラマが伊国では繰り広げられている。連立してようがなんだろうが、政権をとっていようがなんだろうが、自らのイデオロギーのために反対票を投じる共産党。宿主ごと自分も滅びるガン細胞のように哀れでもあるが、わたしはちと感動している。少なくとも現在のニポンではありえまい。


しかし。さて。となると伊国よ何処へいく。