La vita che vorrei

ひこーきのなかで観ました。アリタリア航空は2年ぐらい前から全席の前に画面がいっこずつついてて、そこでビデオをみるように映画をみられる。つまり、好きなときに始められて一時停止早送り巻き戻しなんかも自由にできるわけです。とてもすてき。伊国にくるならJAL機体ではなくアリタリアがよいです。離着陸はあいかわらず下手だがな。


映画は常に12〜13本ぐらい用意されてて、ただプログラムは月ごとにしか変わらないから往復とも同じ月だと「帰り」がつらい。目ぼしいやつは「行き」に全部みてしまうから。で、今回の伊国映画がコレ。役者が作中で役者役をやってるとゆうややこしい映画なのですが、んと、ストーリーはどっかで聞いたよな話の寄せ集めっぽく、筋もパラパラしていてあまりおもしろくない。ラストもありふれている。ただ、ルイジ・ロ・カーショがわたしは好きで。ぼーっとした坊ちゃん&いいひと系の役が多い俳優さんですが、この映画では「情けなくってちょっとバカ」という役者を演じてて、意外とハマっているとわたしはおもいます。


La vita che vorrei(邦題未定)
監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ (Giuseppe Piccioni)、2004年、イタリア
出演:ルイジ・ロ・カーショ(Luigi Lo Cascio)、サンドラ・チェッカレッリ(Sandra Ceccarelli)他


そういえば去年、夜のローマを徘徊しているとき、通りでルイジ・ロ・カーショを見た。日本人ばっか5人で歩いてたのだが、すれ違った瞬間「あ、ルイジ・ロ・カーショだ」「ロカーショだ」「あ」などと皆が思わず声に出して目で追い手なんか振ったりしたらちゃんと手を振りかえしてくれた。つか、日本人ばっかの集団がワイワイジロジロと騒ぎ、あちらさんは「いったいだれやこいつら」と思っていたであらう。