IL MARE DEGLI ALBERI MORTI

はじめて伊国でネット経由で本を買うということをしてみた。Amazonは存在してないので別なサイトを使ったわけだが、そして決済はクレジット・カードになるわけだが、ねっとしょっぴんぐ慣れしてない私はカード情報を打ち込むところでいつも少しためらう。しかもだ。伊国のサイトがかけているセキュリティというものを信頼してよいのかどうか。非常に悩ましい。もちろん「このサイトは安全だから個人情報打ち込んでもまったく心配ないのヨ」みたいなことが太字で書かれてはいるのだが、なのにそれなのに「でも電話かファックスで個人情報を送りたいってヒトはここをクリックしてね」などという余計な選択肢も用意されてたりする。わけで。本当に「余計」だ。んなことを書かれたら「安全って言ってるけどホントのところは安全じゃなかったりするの？」などと余計な裏を読みたくなるじゃんか。

んなことをぐちゃぐちゃ考えつつ、結局はファックス送るのも面倒だと思い切りカード情報を打ち込んでしまつた。まま、だいじょぶでしょ。伊国の場合「さて無事とどくか」という心配が次に待っているのだが、これは考えてもしょーがないので信じることにする。で、何を購入したかというとだ。

　　IL MARE DEGLI ALBERI MORTI
　　Kenji Nakagami, 2000, Marsilio(伊)

中上健次の「枯木灘」ですね。どんな翻訳してるのか前から気になってたのだが、そして伊国の本好きにこの本を読ませてみたいと思っていたのだが、なぜかこの本、本屋では注文も受け付けてもらえない。おそらくおそろしくマイナーなのだと思ふ。日本語で読んでみたい方は以下。ミラノ在で日本語で読んでみたい方は「ニッポンヤ」にありますのでどぞ。

「枯木灘」中上健次、河出書房新社（河出文庫102A）
2000年、599円、ISBN:4309400027

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