book

The world according to Garp

The world according to Garp John Irving/1978-1st edition (邦訳:ガープの世界/筒井正明訳/新潮文庫) アーヴィングを英語で読むという挑戦に出てみる自虐w。

Moon Palace

Moon Palace Paul Auster/1990/Penguin (邦訳:ムーンパレス/柴田元幸訳/新潮文庫) 音楽もそうだけれども、本もまた読んだときの読者の心持ちで響き方が違う。この本を「いま」読んだのは、そういう意味でジャストなタイミングだったとおもう。内側へ内側へ…

だまされた女/すげかえられた首

原題:Die Betrogene/Die vertauschten Köpfe - Eine indische Legende トーマス・マン-Paul Thomas Mann/岸美光訳/2009年邦訳初版/光文社 やっぱわたしこの作家ダメかも。読み進むことができない。 てなわけで。

猫のゆりかご

原題:Cat's Cradle カート・ヴォネガット-Kurt Vonnegut/伊藤典夫訳/1979年邦訳初版/ハヤカワ文庫 ヴォネガットの中ではこれがNo1だと私は思っている。

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

原題:God Bless You, Mr. Rosewater, or Pearls Before Swine カート・ヴォネガット-Kurt Vonnegut/浅倉久志訳/1982年邦訳初版/ハヤカワ文庫 友人Tも指摘していたが、カート・ヴォネガットはいろいろな方が訳しているけれど、どれも邦訳がすんばらしい。伊…

Pazza da uccidere

Pazza da uccidere Jean-Patrick Manchette/Einaudi/2005 邦訳は「愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える」。コメントは...とくにないかな。

il passato e' una terra straniera

il passato e' una terra straniera di Gianrico Carofiglio/BUR/2006 当著者の本は石橋典子さんの訳で邦訳が2冊出ているが、この本はまだ日本では出版されていない。彼の文章は無駄がないのに雰囲気とリズムがあって、中でも私はこの本が一番好きなのでと…

The White Tiger

Aravind Adiga著/ISBN:1416562605 ロンドンの空港で余ったポンドを使うのに与えられた時間は10分。店は多いのに素敵なものは見当たらず、最後はやはり本屋でレジ脇の平積みからタイトルも見ずに1冊ひっつかむ。2008年のブッカー賞受賞作というからそろそろ…

祝出版-フライング

概念分析の社会学〜社会的経験と人間の科学 Conseptual Analysis in Sociology ~Esseys on human scences and experiences in our daily lives ナカニシヤ出版/2009年4月/ISBN:9784779503146 酒井泰斗・浦野 茂・前田泰樹・中村和生 編 宮山香里 装丁 ナカニ…

In the Country of Last Thing

数年ぶりにFeltrinelli Internationalに行ったら以前よりやたら充実していて驚いた。エイゴの本はエイゴで読むと決めたが、エイゴはなぜか寝てしまう。 In the Country of Last Thing Paul Auster/feber and feber(UK)/ISBN:0571227309

Sabato

イッセー尾形が薦めていたという理由で購入。邦訳も『土曜日』。の前に読み終わらねばならない本があるのだが。ああ大変。 Sabato/土曜日 Ian McEwan著/EINAUDI-2006年版

このブドウは誰が摘んだか--地主-農奴制が残る国

Moscova駅近くで15分ほど時間があいたので、UTOPIAに入ってふと目についた本を買ってしまった。こわい本だった。 Uomini e caporali Alessandro Leogrande著/Mondadori-2008年版/16.50euro 本のタイトルは「兵卒と下士官の群れ」という訳にでもなるだろうか…

Romanzo Criminale

"Teneri Assassini"がおもしろかったので購入。映画からは想像しなかったが、原書は625ページもある長編で棚に返しかけた。また寝られない。働かねばならぬのに。 映画のDVDはあるけど本のほうは邦訳は出てないのね。誰か。 Romanzo Criminale Giancarlo De …

Teneri Assassini

映画にもなった"Romanzo Criminale"(邦題:野良犬たちの掟)の著者Giancarlo de Cataldoの短編小説集。どの話もかなりブラックで、ローマとその近郊を舞台にヨノナカやヒトノココロの闇をえぐり出すような話だが、中でも"DOVE TUTTO E' COMINCIATO"は珠玉。…